今回国会で年金制度改革法案が成立しました。内容は年金支給額の改定新ルールであるが、現行のルールと今回の新ルールを比較すると現行ルールは物価上がって賃金下がると据え置き。物価下がって賃金下がると下がる。
今回は現役世代の賃金が下がれば物価上がっても必ず下がるといったルールである。
もう一つはマクロ経済スライドの強化です。毎年1パーセントずつ支給額を抑えるようにしているのが、デフレのため抑えられず、今後はデフレ時に実施できなかった分を持ち越して景気が良くなった時にまとめて抑制するようにした制度の改革です。
そのため年金受給者である高齢者は、公的年金だけでは将来の生活原資は不足してきます。もちろん現役世代もそうです。
今後は自助努力で将来の生活設計を自分で作り上げていくことが求められています。
将来のために貯蓄を増やすか、公的年金以外の年金に加入するか。確定拠出年金、個人年金に加入するか。健康であれば終身現役で仕事を続けるか、といった選択肢があります。
自分の身は自分が守るといった方法で対策をとっていきたいものです。